“神の真実から人間の信仰へ”ローマの信徒への手紙講解  第7講 「死者の中からの復活による神の御子」(ローマ1章4節)

 

 

〔今週の御言葉 ローマ1章4節 死者からの復活による神の御子〕

1パウロ、キリスト・イエスの奴隷、神の福音のために選び分けられて召された使徒(から)。2この福音は、彼(神)が彼の預言者たちを通して、聖書において前もって約束していたもので、3彼の御子に関するもの(です)。肉によっては、ダビデの子孫から生まれ、4聖霊によっては、死者からの復活により、御力をもって神の御子に任命された方、わたしたちの主イエス・キリストです。5この方によって、わたしたちは恵みと使徒の職務を受けました。彼の御名のために、あらゆる異邦人に、信仰による従順をもたらすためです。6それらの人々の中で、あなたがたもまた、イエス・キリストによって召された方々です。7ローマにいる、神に愛されているすべての人々、召された聖徒たち(へ)。わたしたちの父なる神と主イエス・キリストから恵みと平安があなたがたに(ありますように)。

 

 

 イエス・キリストの福音として語った第二のことは、「死者の中からの復活によって力ある神の子と定められた」ことでした。これまでの歴史の中で多くの人が死にましたが、死から復活した方は唯一人、イエス・キリストだけです。そしてこの復活によって御自身が神の御子であることを明らかにされたキリストは、わたしたちの内に宿って、わたしたちの命になってくださいます。わたしたちは死からの復活を信じていますし、それは確かに最後の審判の時の出来事なのですが、しかし同時にすでに今、死を打ち破られた主の復活の命がわたしたちの内にあって、内側からわたしたちを強め、支え、立たせて、キリストの復活の命の内に生きる者とされているです。このことをパウロは「土の器の内に宿す宝」になぞらえました。「わたしたちは、このような宝を土の器に納めています。この並外れた偉大な力が神のものであって、わたしたちから出たものでないことが明らかになる」からと。わたしたちはたしかに「土の器」にすぎません。しかしわたしたちは、そのもろく、弱い土の器に「並外れて偉大な力」が納められ、それによって自分が支えられていることをも知っています。だから「四方から苦しめられても行き詰まらず、途方に暮れても失望せず、虐げられても見捨てられず、打ち倒されても滅ぼされない」のです。そして、このことこそ、パウロが「キリストがわたしの内に生きておられる」と言ったことなのです。