「聖霊の働きによる聖化(問35.聖化)」

35 聖化とは、何ですか。

 

 聖化は、神の一方的恵みによる御業です。それによってわたしたちは、人間全体にわたり神の像にしたがって新しくされ、ますます罪に死に義に生きることができるものとされるのです。

 

 

 義認と子とすることは神の一方的恵みによる決定として、一回的な完結した神の行為でした。それに対して聖化は御業として完成を目指す継続的な神の働きです。義認によって神との関係が変えられ、神の子とされたわたしたちは、今度はその神の子たるべく、実質的に変えられていく必要があります。それは一瞬にして変えられるのではなく、長い信仰生活の中で徐々に変えられ、神の子らしく内実を整えられていき、それによって神の家の一員にふさわしく聖められていくのです。聖化とは、「神の像に従って全人を新たにされ」ることです。人間は「神の像」にかたどって創造されましたが、堕落によってその中心的なものを喪失し、その全体を腐敗させてしまいました。この喪失し、腐敗した「神の像」を全く新しく更新し、回復することです。わたしたちの内に「神の像に従って新しく」、神の像であられるキリストの像がわたしたちの内に形造られ、形成されていくことです。それによってわたしたちは、主を知る知識においても、善を行い神の戒めに従う意志においても、主を喜びほめたたえる感情においても、その全体にわたって新しくされるのです。わたしたちの内に始められた聖化の御業、聖霊の働きが、強力に為されることによって、わたしたちを日に日に聖め、神へと近づけてくださるように求めていく必要があります。日毎に「罪に死に義に生きる」者とされていくように、祈り求めていきたいと思います。