神に栄光を帰し、永遠に神を喜びとする歩み -『ウェストミンスター小教理問答』に学ぶキリスト教信仰-30

32 有効に召される人は、この世において、どのような恩恵にあずかるのですか。

 

 有効に召される人は、この世において、義認、子とすること、聖化、さらにこの世において、それらに伴い、あるいはそれらから生じるさまざまな恩恵にあずかります。

 

〔今週の御言葉 1コリント1章2631節 有効召命のもたらす益〕

 

わたしたちの宝、生命、恵みの一切は、キリストがわたしたちのために獲得してくださったのであり、それらは全てキリストの許にあります。そのキリストの許にある霊的な宝の全てをわたしたちにもたらしてくださるのが聖霊です。「御霊は、わたしたちの内に信仰を生じさせ、それによってわたしたちを有効召命においてキリストに結びつけることにより、キリストによって買い取られた贖いをわたしたちに適用されます」。聖霊の業の究極は、わたしたちをキリストへと結合させることにあります。「キリストとの結合」こそが、わたしたちの生命と恵みの全てです。そのキリストとわたしたちを結びつけてくださる「絆」が聖霊なのです。聖霊による再生と聖化の業の全ては、その中心を「キリストとの結合」にもっています。聖霊は有効召命によってわたしたちに「自分の罪と悲惨を自覚させ、わたしたちの知性をキリストを知る知識で照らし、わたしたちの意志を新たにしてくださいます。こうして御霊は、福音においてわたしたちに無償で提供されているイエス・キリストを受けいれるように説得し、それができるようにしてくださいます」。そして聖霊の内なる働きによって霊的に死んでいたわたしたちが「再生」される、つまり「新しく生まれ変わる」(新生)ことがどのようにもたらされるかを答えます。いわゆる「救いの秩序」(オルド・サルティス)です。それは「義認」次に「子とされること」そして「聖化」です。