〔今週の御言葉 ローマ8章28~30節 聖霊による永遠の命への有効召命〕
前回は、キリストによって買い取られた贖いを、聖霊はどのようにしてわたしたちに適用してくださるかを考えました。「御霊はわたしたちの内に信仰を生じさせ、それによってわたしたちを有効召命においてキリストに結びつけることにより、キリストによって買い取られた贖いをわたしたちに適用されます」ということでした。このことについて『大教理問答』では「選ばれた者がキリストと持つ結合とは何ですか」と問い、「選ばれた者がキリストと持つ結合とは、神の恵みの御業であり、それによって彼らは、霊的かつ神秘的に、しかも、現実的かつ不可分に、彼らの頭であり夫であるキリストに結び合わされます。それは、彼らの有効召命においてなされます」と答えられます。そこでこの聖霊による「有効召命」が、具体的にどのように為されるかというと、まず「御霊は、わたしたちに自分の罪と悲惨を自覚させ」ます。次に「わたしたちの知性をキリストを知る知識で照らし」ます。そして「わたしたちの意志を新たにしてくださいます」。「こうして御霊は、福音においてわたしたちに無償で提供されているイエス・キリストを、受け入れるように説得し、それができるようにしてくださ」るのです。それに際してわたしたちは、「霊的かつ神秘的に、しかも、現実的かつ不可分に、彼らの頭であり夫であるキリストに結び合わされ」るのです。こうして永遠の命への道筋が確実で有効なものとなるように、導かれるのです。
