いつも主にあって喜びなさい(フィリピの信徒への手紙講解) 第11講:「不平や理屈を言わず」(フィリピ2章14節、2024年7月28日)  

 

〔今週の御言葉-私訳と黙想 フィリピ2章14節 不平や理屈を言わず〕

14 つぶやきと疑いをしないで、すべてのことを行い続けなさい。

 

 

パウロは「つぶやきと疑いをしないで、すべてのことを行い続けなさい」と勧めます。わたしたちキリスト者は、つぶやきや疑いを持ったり、不平や理屈を言ってはいけないということでしょうか。これらの言葉が獄中で記されたことを覚えることは重要です。わたしたちは、物事が自分の思い通りにならず、期待通りにいかないと、つぶやきが出てきます。不平や不満で心が満たされるようになります。一生懸命に祈ったのに思い通りにならなかった、頑張って奉仕してきたのに願い通りにならなかったと、つぶやきや不平が溢れてきます。しかしパウロは違いました。獄にいることは彼の願いではなかったでしょうが、自分の願い通りに事が進まなかったとしてもつぶやくことはせず、自分の期待通りに物事が開かれなかったとしてもそれで不平を言うことはありませんでした。見ているものが違っていたからです。パウロはいつも「イエス・キリストは主である」ことを見ていました。イエスが主であるとは、この世のすべてを支配しておられることです。そしてすべてを御心のままに支配し、導いておられます。パウロは自分の願いや期待ではなく、イエスが主であることを見ていました。だから自分の願い通りに道が開かれなかったとしても、それが最善であることを信じ、委ねていくことができたのです。わたしたちも自分の願いや思いを見るのではなく、「イエス・キリストは主である」ことを見続けていきたいと思います。